東京私的残念カフェ – 2018年前半

2018年前半に訪問した、私的残念カフェの話(東京都内)。できれば、こういうネガティブネタは書きたくないんだけどね。

1店目。写真はないんだけど、しばらく前に訪問した、日本橋 水天宮近くの「カフェ オーレ!」。日本橋公会堂で無料コンサート観た帰りに寄った。店の入口にベビーカーは店先も店内もお断りの注意書きがあり、ちょっと気になりつつ入店…

こちらパンケーキがウリなんだけど、時間かかるしパンケーキには興味がないのでスルーしてコーヒーのみオーダー。全体的に価格は強気設定。しばし休憩していると、小さなお子様二人連れのお母さんが「子ども二人はダメですか」と言いつつ入店してきた。お店の方が複数のお子様はお断りしている旨を伝えると、「ダメなんだって〜」と子どもに言いつつ退店していった。

私自身は子連れじゃないし、子供好きでもないんだけど、「何だかなぁ…」という気持ちになった。釈然としない気分を抱えつつ店を出て改めて入り口の注意書きを読むと、雰囲気を大切にしたいのでお子様は一人まで、二人以上はご遠慮ください、と書いてあった。これにはちょっと興ざめした。ここまで書くというのは、過去に何かがあったからなんだろう。や、それにしても、「雰囲気を大切にしたいので」は、独りよがりすぎるのではないか?

小さなお子様お断りは、ちょっといいレストランとか、カフェでもブックカフェとかクラシック喫茶なら十分あり得る。一般的な発想として、子供の泣き声や騒ぎ声が許容されない場所というのは、確かにある。しかし、こちらのお店の「雰囲気を大切にしたい」は店主のこだわりでしかない。こだわりを貫くのはオーナーの自由だし、そんな店は他にもある。だけど思うんだ、そういうオーナーは、客のためじゃなくて自分のために店を営業したいだけじゃないかと。

その日は帰宅してからも、なんかやーな気分を引きずってしまった。

次は、京王井の頭線 神泉駅からほど近いCafe Bleu。オールデイダイニングを標榜しており、カフェよりご飯使いがメインの様子。平日日中にカフェ使いで訪問。テーブルガラ空きだったが、無表情の店員に有無を言わさずカウンターに案内される。この時点でダメだと思ったが、オーダー時も無表情。もうダメだ。

コーヒーの味は悪くはないが、何しろご飯使いメインの店なので、料理の匂いが若干きつめで気になる。こういう匂いがする場所ではコーヒー飲みたくない。BGMはJ-WAVEと、ありえないセンス。しょっちゅう電話がかかってきて、それがカウンターのすぐそばなので落ち着かない。金を払うのももったいないが、ここで時間を過ごすこと自体が無駄と思った。

cafe lisbeth

次にやってきたのが、またまた京王井の頭線 池の上駅近くのCAFE LISBETH(カフェ リスベット)。「映える」オープンフルーツサンドや手作りパンがウリの、小さなカフェだ。女性店主お一人で運営されている。

着席すると、写真撮影はお手元のみでお願いします、という注意書きが目に入った。そういう店は他にもあるし、大体そのつもりだったからまぁいいかと思っていたが…

隣のテーブルの女性が、一応店主に写真撮ってもいいですかとことわりを入れた。すると店主は了承しつつ、その女性が撮影している間、手元のテーブル以外の写真を撮らないように、しっかと前に立ちはだかって見張っていたのだ。それを見て興ざめして、自分の分はもう撮る気も失せた。息がつまりそうだった。

そうせざるを得なかった事情が、過去にあったんだろうね。わかるんだけどさ…「自分の城」だからこだわりを持ってやっているのはわかるんだけどさ…

けどね、私は、カフェで息がつまるような思いを、したくないんだ。

ほぼ無表情の店主さんだったが、会計の時にちょっとだけ笑顔になった。「自分の城」をがっちり守る気持ちをもう少し緩めた方が、お客が訪問しやすくなるのでは、と思った。

最後、こちらは京王線を一気に下って、分倍河原のベーカリー 「yukkaya」。本来はベーカリーショップで、カフェはあくまでイートインの位置付け。とはいえ豆は近所の自家焙煎ロースターだし、カフェラーとしてはカフェ使いとして訪問(や、パンもかなり好きだけど)。

本来はパンをイートインすべきなのだが、お腹が空いていなかったので一つパンを選んでそれは持ち帰りにさせてもらい、アイスのカフェオレ450円(税抜)をオーダー。

イートインスペースはテーブル1つとカウンター数席。いずれも椅子は小さめのスツール。着席してしばし待っていると、「写真撮影はスタッフにお声がけください」との注意書きが目に止まる。「あぁ…」とトーンダウンしてもう面倒だからいいや、という気分だったがここまで来て写真なしというのも何だし…。で、スタッフさんに一言伝えたところ。

「お写真は1枚か2枚でお願いしております」

とのおことわりが返って来た。

あぁ、面倒くさい…そこまで細かく指定されるとは…

もともと、1、2枚しか撮らないつもりだった。でもあえて先方から指定されると、すごく萎えるんだ。

もう撮りたくもなかったけど意地で撮った。

ことわっておくと、そのスタッフさんは決して高飛車に応対したわけではないし、コーヒーは美味しかったし、持ち帰ったパンも美味しかった。実際この店を検索するとほぼベーカリーとしてヒットして、パンについて高評価な記事が多数出てくる。私がもしパンを持ち帰って食べただけなら、がっかりすることはなかっただろう。

「Cafe Bleu」以外の店で共通しているのが、オーナーの「自分の城」を守りたい意識の強さだ。それを受け入れる客もいるだろう。でもさ、「守りすぎ」じゃないか?

なんだろうな、写真問題も子連れ問題も、そこに至った経緯は過去に「何かがあった」からだろうし、その判断自体を否定する権利は自分にないことはわかっている。お金を払っているからって客の方が偉いとも思わない。でもね、息がつまるんだ、こういうの(ちなみにこちらyukkayaも小さなお子様お断り)。気分が、すごく下がるんだ。

単純に言いたいのは、自分もそのお金を稼ぐためには働く必要があって、そこではしんどいこともある。カフェという場所はそんな自分が息抜きをするために訪問しているわけで、そこで気分が下がったり、息がつまるような思いはしたくないのが事実。そこに対して対価を支払う価値を、見出せないんだ。

カフェは、美味しいコーヒーが飲めて、店内の雰囲気がよくて、感じのいいスタッフさんがいて、気楽にボーっとしたひと時が過ごせる、そんな場所であってほしいんだ。そんな店なら、喜んで対価を支払うつもりなんだけどね。

2018年後半編を書かなくて済みますように。