東京都中央区八丁堀の路地に佇む、Brasserie Gyoran(ブラッスリー・ギョラン)。八丁堀という微妙な土地にあって(いえ、八丁堀自体は隠れグルメタウンなんだけど)、パリの下町雰囲気満載の本格ビストロ料理をいただける。
事前情報がまったくないままこの店の前を通りかかったら、アンテナが「ピピッ」ときたもんね。
聞くところによると、シェフは「オザミ」グループの総料理長を務めたこともある方で、フランス・ベルギーでの経験も4年ある。これは期待大、と翌日さっそく行ってみた。魚のフリットとサラダのランチ パンとスープ付きで1,080円(税込)。これはレギュラーメニュー。
魚の種類は忘れたけど、サクッと揚げたてで柔らかく、美味だった。カジュアルな店内はフランス語放送のラジオがかかってフレンチモード満載。八丁堀で、この価格でパリ気分が味わえるとは、うれしいじゃないですか。
ある日の日替わり、子羊のナヴァラン風煮込み(1,080円)。ナヴァラン風は、いろんな野菜で煮込んだ料理を指すらしい。これも美味しいー!
お肉がトロトロに柔らかいんだ!
ある金曜日のメニュー:フランス産仔牛肉のロースト(1,296円)。「フランス産の仔牛…絶対食べたい!」と狙ってた。同じように狙っていた人も多く、タッチの差で店内に入れず、20分ちかく寒空の下待つことに。雪もちらついていた。でも、待つわ。フランス産の仔牛を食べるためだったら。せっかくなのでランチワインもつけてしまう。300円(税抜)なんだよ。チリ産だけど、平日ランチにはこれで十分です。
これもお肉が柔らかくてとっても美味しい!とろけそう!他のお客さんも会計時に「ごちそうさま、美味しかった」と口々に言ってた。寒空の下、待った甲斐があった。
これもある金曜日の日替わり:フォアグラ丼(1,296円)。狙うでしょー、狙うよね。到着時にはすでに近隣のオフィスワーカーさんたちが列をなしており…しかもまた雪が降っている。くー、でもここであきらめるわけにはいかない。この日は30分くらい待った。
食べて戻るにはギリギリのタイミングでどうにか入店。とろとろ〜、のファグラ丼が到着!いやー、入店したのが普通に早ければランチスパークリングと一緒に流し込みたかった…10分程度でささっと食べて退店すると、店外にはまだ待ち客がいた!みんな、フォアグラへの執念がすごい。
ランチが美味しい街で働くと、人生が変わる。
美味しいランチでパワーチャージさせてもらって感謝。
補足
店名のGyoran(ギョラン)は、「魚藍」。これは、お店がもともと白金高輪の魚藍坂にあったからでしょうね。白金高輪のままだったら知ることもなかったであろう、Brasserie Gyoran。八丁堀に移転してきてもらってありがたいもんです。
Brasserie Gyoran 東京都中央区八丁堀2-1-9 川名第1ビル1F(Map) 平日 11:30 - 14:00 夜 18:00 - 22:00(L.O) 土曜 12:00 - 15:00 夜 17:00 - 21:00(L.O) 日曜定休 http://gyoran.com