函館・トラピスチヌ修道院と市民の森(2016年6月)

函館・トラピスチヌ修道院。五稜郭公園前のバス停から20分くらいで着いた。途中で見る景色がいかにも日本の田舎の風景といった様子で、「旅」気分が倍増した。

トラピスチヌ修道院、函館

12時の鐘の音が聞こえただろうか…、敷地内を歩いていたら、急にイタリアの小都市「スポレート」のことを思い出した。スポレート(Spolete)はイタリア中部・ウンブリア州にある美しい中世の街で、昔は大好きだった。(3回訪問した)かつて教皇と縁が深い街だったため教会が多く、大きな鐘の音をしょっちゅう耳にする。あの澄んだ鐘の音が好きだった。

ここへ来て、スポレートの凛とした街の空気を一瞬思い出した。そして、あんなに大好きだったのに今はすっかり無関心になってしまっていることが哀しくなった。(本来こういう感傷的なことは書きたくないんだけど)

右手奥に見えるは函館山?

バス停付近の藤が満開。この広場は「函館市民の森」へとつながっている。

見たことのない花。

広いんですよ!どこまで行くの、この森。

雲が厚くなってきて今にも降りそうだ。しかしもっと奥へ行ってみたい。バスの時間と雨を気にしつつ、スロープをずんずん降りていく。

牡丹もワイルド。

降りた場所には、大きな芝生広場があった。その周囲も深い森に囲まれている。「北海道だなー…!」と感じた。札幌や函館の市街地にいた時には感じなかった何か。

ここは一種の公園であって「大自然」ではないけれど、関東から来た人間からするともう「自然」の種類が違う、既に何か別の気を感じるのである。

もっとゆっくりしていたかったけど、雨も降り出したことだし、予定していたバスの時間に合わせて戻った。

この「市民の森」のことは事前情報では知らなかったんだけど、晴れた日に1日ここでのんびり過ごすのもいいな、と思った。(バス停広場に売店はあるけどお弁当などはなかったと思うので、ピクニックするなら食事は持参必須)