イタリア・トリノ Caffarel(カファレル)本店にて

以前の投稿で、ダリオ・アルジェント監督「サスペリア2」の舞台となった何気に不気味なリバティ様式の館 Villa Scotto(スコットの館)を訪問した。

トリノ・スコットの館(Villa Scotto)訪問 – 前半

 

そこを訪れる前に是非行きたくて立ち寄った場所がある。冒頭の写真はヴィットリオ・エマヌエーレ2世橋を渡ったところで、向かって左手に進むと…

torino caffarel cafe

Caffarel(カファレル)のチョコレートショップだ。カファレルのチョコはデパートや催事、バラエティーショップなど日本でも身近に見かけるが、イタリア・トリノ、ここの店が本店なのである。

中に小さなカフェがあるとリサーチしていたので覗いて見たかった。ポップなデザインの商品を量産しているメーカーのイメージとは裏腹に、こじんまりとしつつ、品のある店構え。そう、実際ってこんなものだ。

入ってみると、そう広くはない店内に、極小のバール空間があった。人一人がやっと入れるくらいの、半円形のバンコに、タイとジャケットで正装し、凛とした品のいいバリスタが一人佇む。カッフェ・マッキャートをオーダーした。

バリスタは流儀に沿って、丁寧にマッキャートを淹れてくれた。これが1ユーロ。あっという間に飲み干して、長居することなく(チョコレートも買わず)店を後にしたけれども…、そこには確かに、一つの宇宙があった。それは、大げさな言い方かもしれないけれど、一つの真実が存在する宇宙。

つまり、これが本物ってことなんだよ。