トリノ・スコットの館(Villa Scotto)訪問 – 前半

villa scotto, torino

イタリア、トリノにあるスコットの館(ヴィッラ・スコット/Villa Scotto)。ダリオ・アルジェント監督の傑作映画「サスペリア2(Profondo Rosso)」に登場する、リバティ様式の館だ。

トリノを初めて訪れた2009年4月。渡航前に、読売新聞の日曜版でトリノの街が取り上げられているのを目にした。その記事でこの館についても言及されていて、すごく気になった。ダリオ・アルジェントを研究している矢澤利弘氏の存在もこの記事で知り、後に著作を読んだ。

トリノの街をすっかり気に入って、再訪時にこの館に行ってみたいと思いつつ、地図で見ると分かりにくい場所のように見えてなかなか行けなかった。しかし、5回目のトリノ訪問時にやっと行けたのだ。2013年4月のことである。

スコットの館は、「モンカリエリ」と呼ばれるトリノの山手地区にある。ヴィットリオ・エマヌエーレ2世橋(Al Ponte Vittorio Emanuele)を渡った大通りの、突き当たりロータリー左手奥の階段を登ってすぐの場所にあった。最初階段の存在も知らなかったので、ロータリーからぐるっと丘の上を回って遠回りしてしまった。それはそれで、いいと思うけど。

トリノ・モンカリエリ地区へはポルタ・ヌォーバ駅前のバス停から52番のバスに乗車、Moncalieriで下車。便数は少ない。ヴィットリオ・エマヌエーレ2世橋手前のヴァレンティノ公園まで行って、そこから歩いて行ってもいい。ヴァレンティノ公園は、ポルタ・ヌォーバ駅から9番バスに乗車、3つ目くらいのMASSIMO D’AZELIOで下車すぐ。(市電でも近くまで行けたけど、停留所の名前忘れた)

で、この時はヴァレンティノ公園を抜けて橋を渡って行ったんだな。ヴァレンティノ公園の景色も本当に美しくて、ここにも載せたいけど写真が多すぎるので断腸の思いで割愛…

torino, italy

花曇りの、うららかな春の日だった。

大通り突き当たりのロータリーを回った付近。

振り返ったところからの眺め。ここをまっすぐ行けばヴィットリオ・エマヌエーレ2世橋。そしてスコットの館を目指し、てくてくと丘を登る。

丘を登ってきて、振り返ったところ。…ピエモンテの春は、本当に、美しい。とても幸せ、だったなぁ…。

 

villa_scotto, torino

とうとうたどり着いた!Corso Giovanni Lanza, 57, Torino。ここが、「スコットの館/Villa Scotto」なんだよ!

 

ひっそりとした館の前で、「やっとこれたね…」と感慨に浸る日本人が一人。こんな日本人、矢澤利弘氏の他はワタシくらいではないか? 奇跡的に他にもいたら、すみません。

 

若干グロテスクなリバティ様式の館を眺めつつ、「この館の中で、クリスマスの夜に惨劇が起きたんだぁぁぁぁぁ…!(フィクションですけど)」と一人静かに興奮していたのだ。

 

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トリノ・スコットの館(Villa Scotto)訪問 – 後半