不思議なご縁 – 目黒 八雲氷川神社

前回投稿で訪れた成城学園前の純喫茶・珈琲沙羅で、まったりとランチしていた時のことだ。

通りに面した窓ガラスの向こうに、都立大学駅行きのバスが走っているのが見えた。この日は平日休みで、特に予定を決めずに適当に過ごすつもりだったが、当初、沙羅の次は西荻窪の純喫茶にでも行こうかなと考えていた。が、偶然バスを見かけて、都立大学駅までバス旅してもいいなと思い立ち、店を出た後通りを曲がったところのバス停に向かい、停車中のバスに飛び乗ったのである。

1時間弱ほどバスに揺られて都立大学駅北口に到着。都立大学駅に特に用事はないんだけどせっかく来たのだからと、久しぶりに北海道 十勝のベーカリー・満寿屋でパンを購入した後、呑川緑道を歩き始めた。

ほどなく、緑道と並行する商店街らしき通りが目につき、ふらふらと気の向くままに横道にそれる。どうせまたすぐに緑道に戻れるんだから、赴くままに歩いて行こう、と…

ここは八雲通りなんだね。で、少し進んだ先に、神社が見えた。

ここ。なんという神社だろうと近づいてみると、八雲氷川神社という。

私は八雲氷川神社のことも、ここに神社があることも知らなかったが、なぜか惹かれるものを感じて、ふらふらと境内に入っていった。

境内全体が細長くて、参道が結構長いんだ。疲れるからあまり歩きたくなかったはずなんだけど、導かれるように足が進んでいく気がした。途中でふと、車で乗りつけたサラリーマン風の男性が、車から降りて、ささっとお参りしていく様子を見た。その光景も、何だか不思議な気がしたんだ。

うん….。何か、ここはいい感じがする、という気がしたんだよね。これも何かの縁だろう、と、お参りしていった。

するとね、その間にも、数人、お参りする人がやってきたんだ。私がお参りしている間、後ろの人は礼儀正しく待っていてくれた。

やはり何かこう…、よい「気」が漂っているような。

こんなに人気があるなんて、何の後利益がある神社なのだろう、と思いつつ参道を戻っていった。道すがら、小さな橋の跡のようなものや、入口脇のお地蔵さんなどが、ちらっと気になった。

その後、何となく気分がすっきりした気がして、勢いで呑川支流緑道を駒沢オリンピック公園まで歩いてしまった。

家に帰ってこの神社のことを調べたら、かなり古く由緒ある神社であると判明。古来の時代から多くの信仰を集め、人々から頼りにされていたこと、現在も地元の人々に親しまれていることも知る。入口脇のお地蔵さんは、悪いところをさすると病が良くなるという信仰の元に触られ続け、形がすっかりすり減ってしまったんだって。全然ちゃんと見ていなかったけど…、多少なりとも気持ちに引っかかったのは、そんな経緯があったせいなんだろうか。

成城学園前の喫茶店から偶然この神社を訪れることになったのは、ご縁があったからに違いないと思う。そしてそのご縁には、意味があるのだと。だからどうだということでもないのだが、とにかく私は今この記事を、感謝の気持ちを込めて書いている。